日本ウミガメ協議会

-Sea Turtle Association of Japan-

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更新日 2017-05-26 | 作成日 2009-04-02

「週刊新潮巻頭グラビア記事について」

週刊新潮8月11日・18日夏季特大号の巻頭グラビアに、「和歌山県・千里の浜 アカウミガメの産卵」が掲載されました。記事の内容等につき、誤解の無いよう、以下、補足説明します。

●ウミガメは光を極度に嫌うため、千里の浜では、ライトの使用・フラッシュ撮影は厳禁です。本誌掲載写真は、特別に教育委員会の許可を得たうえで、超高感度カメラ(ISO感度102400~204800)で撮影されたものです。明るく綺麗に映って見えますが、調査員が個体識別等の作業のために小さなペンライトを灯しただけで、撮影用に何か特別なことをしたわけではありません。一般の方のカメラではこのような撮影はまず不可能です。

●本文中の「約20万頭」とは、成熟したアカウミガメだけの概算であり、未成熟個体を含んだ数ではありません。ここ最近、全世界での本種の年間産卵回数は約20万回と見積もられています。これに対して、成熟メス1頭あたり1シーズン中の産卵回数を4回、翌年に繁殖を控えた(今季非繁殖の)成熟メスが今年の繁殖個体と同数生息、さらに、性比が1対1、と仮定した場合、産卵回数と同じだけの成熟個体が見込めるという、少し乱暴な話です。「1万頭」というのも、本種北太平洋個体群の成熟個体数の概算にすぎず、成長回遊を終えて日本周辺に生息するようになった未成熟個体も含めれば、もう少し多くなると予想されます。

文責:松沢