設立趣旨

日本ウミガメ協議会

-Sea Turtle Association of Japan-

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更新日 2017-02-24 | 作成日 2009-04-02

設立趣旨

 世界中の海洋に広く分布するウミガメ類の生息数は、環境の悪化にともない近年著しく減少していると言われ、各国で保護のための研究や活動が行われている。
 日本の海岸線は、北太平洋で最も重要なウミガメ類の繁殖場の一つであり、本州南部の太平洋岸から南西諸島にかけて、多くの産卵場がある。それらの地域では、様々な個人や団体がその研究や保護活動を行っている。しかし、それらの活動はすべて各々独自に進められており、より効果的なウミガメ類の研究や保護を考えた場合に、様々な問題があるのが現状である。
 例えば、各地で産卵したメスへの標識装着が行われ、回遊移動経路を解明しようとする試みがあるが、標識番号に一貫性がないため再捕個体が検索されにくい状況が現に生じている。また、産卵に関する調査方法も統一されていないため、各地のデ-タを総合してまとめる際にも障害がある。
 いずれにせよ、近年の自然海浜の環境破壊はすさまじく、その効果的な保全を提言し実行に移していくことは、21世紀の人類の躍動感溢れる生活を実現していくには不可欠だと考えられる。
 本会設立の最大の目的は、各地の個人、団体の間の情報交換を円滑に行うための媒体になり、かつ有効な情報や調査方法に関する知識を提供する事にある。そして、これまでは各地域レベルで考えられていたウミガメ類の保護や研究を、日本全体に視野を広げて考えていく場を提供したい。それにより、日本のウミガメ類やその環境に関する正確な知見が蓄積され、地球環境問題の中の一つと位置付けされているウミガメ類の絶滅の危機に対し、効果的な保護対策が提示できるであろう。
 こうして得られた成果を有効に社会に還元し、ウミガメ類やかれらが繁殖や生活に利用する海浜および海洋の保護・保全に寄与していきたい。