日本ウミガメ協議会 事務局だより2006

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12月30日 「アオウミガメの人工衛星追跡調査」

nomaike.jpg日本ウミガメ協議会では三井物産環境基金の助成を受けてアオウミガメの生態、特にその餌である海藻類との関係を調べています。12月25日、鹿児島県野間池でとれたアオウミガメ1頭に人工衛星への発信器を着けて放流しました。このカメがどこに餌を食べに行くのか、追跡を開始します。(島)

12月13日 「マダラサソリに子ども誕生」

sasori.jpg日本ウミガメ協議会付属黒島研究所で飼育していたマダラサソリが子供を産みました。母親の背中に子サソリが一杯とりついています。黒島のマダラサソリも随分減少しました。子供達も元気に生き延びていってもらいたいと思います。(黒島研究所亀田)

12月12日 「生物多様性国家戦略の見直しに関する懇談会」

12月4日、東京で開催された生物多様性国家戦略の見直しに関する懇談会において、会長の亀崎がゲストスピーカーとして「ウミガメ類の保全と日本の立場」という題目で講演を行いました。
詳細は下記でご覧いただけます。
http://www.biodic.go.jp/cbd/2006/index.html

10月30日 「日本海で死亡したアカウミガメの解剖」

akuasu.jpg10月20-21日に広島大学で開催された日本は虫両棲類学会に出席した後、島根県浜田市の水族館アクアスにいき、日本海で死亡したアカウミガメ3個体の解剖を行いました。太平洋で死んだウミガメの解剖は頻繁にありますが、日本海で一度に3個体の解剖が行えることは滅多にありません。太平洋の個体に比べ、脂肪組織が発達しているのが印象的でした。大学院生の石原君を中心にアクアスの皆さんに手伝っていただいて解剖しました。解剖の最中、地元の江津東小学校の4年生も見学にきました。消化管の中から何が出てくるのか、興味津々の様子でした。アクアスの皆さん、ありがとうございました。(亀崎)

10月11日 「アカウミガメの衛星追跡」

a_muroto.jpg2006年4月に高知県室戸の定置網に入った雄のアカウミガメに発信器をつけて追跡した結果が、共同研究を行っている米国のNOAA(国立海洋大気宇宙局)から届きました。初夏に西日本のどのあたりで交尾するかを知りたかったのですが、甲長が80cmからもわかるように、どうやらまだ若くて未成熟だったらしく、交尾活動はせずに夏は東北沖まで泳いでいき、そこで過ごしたようです。

10月5日 「高知県室戸でタイマイ混獲」

murototai.jpg9月29日の朝、高知県室戸市三津の漁師さんのエビ網に、甲長39.3cmのタイマイが混獲されました。タイマイは元気が無く、呼吸も出来ていなかったため、漁協のタンクを借り様子を見ていると、夕方には元気に泳ぐようになり、翌日9月30日に放流しました。(山崎)

9月24日 「明日の海岸を考えるシンポジウムin近畿」

kaigan.jpg9月23日、神戸クリスタルホールで神戸新聞社主催の「明日の海岸を考えるシンポジウムin近畿」が開催され、会長の亀崎が「ウミガメの浜を目指して」というタイトルで基調講演を行いました。海浜植物の重要性を説明し、人工海浜にも自然に近い海浜植生を再生し、ウミガメがやってくるのを待とうと提言しました。

9月13日 モニタリングサイト1000シンポジウム

 「モニタリングサイト1000シンポジウム
 100年後に今の姿を伝えるために~捉えよう、自然からのSOS~」
 のお知らせ

10月29日に環境省生物多様性センター主催のシンポジウムが開催されます。
当会もこの事業に関わっており、当日は会長亀崎もパネルディスカッションを行います。興味を持たれた方は是非、ご参加下さい。

◆日時:2006年10月29日(日)
◆場所:東京都港区虎ノ門(港区虎ノ門2-9-14)
◆プログラム
 特別講演「環境の変化とリスクコミュニケーション」(仮)
 北野大(明治大学理工学部教授)
 「モニタリングサイト1000」の概要
 環境省生物多様性センター
 地球環境変化と生態系モニタリング-世界の動向-
 中静透(東北大学大学院生命科学研究科教授)
 パネルディスカッション-モニタリングを100年続けるために-
 金井裕(財団法人日本野鳥の会自然保護室主任研究員)
 亀崎直樹(日本ウミガメ協議会会長)
 小林光(座長・財団法人自然環境研究センター副理事長)
 野島哲(九州大学理学府附属臨海実験所助教授)
 日浦勉(北海道大学北方生物圏フィールド科学センター教授)
 廣瀬光子(財団法人日本自然保護協会保護・研究部主任)

「申し込み方法等につきましては、こちらをご覧下さい。」
http://www.biodic.go.jp/moni1000/sympo.htm

その他詳しいお問い合わせは
〒403-0005山梨県富士吉田市上吉田剣丸尾5597-1
Tel: 0555-72-6031 Fax: 0555-72-6035
環境省生物多様性センターまで

9月4日 吹上浜(8月31日)

kadai.jpg鹿児島大学ウミガメ研究会の武内さん、徳田君、大内君hukiagehama.jpg吹上浜8月31日、所用で鹿児島に出かけました。鹿児島大学ウミガメ研究会の武内さん、 徳田君、大内君に彼等のフィールドである吹上浜を案内してもらいました。吹上浜の南部は、まだまだ浜が健全で、何よりも後背の植生帯や松林が厚く残されているのが特徴です。日本本土では極めて自然度の高い海岸であることは間違いないと思います。(亀崎)

9月4 西表潜水調査

iriomotesennsui.jpgカメの家を調査しているところ。西表島崎山湾付近の海域。 8月の末、日本最後のウミガメ専門漁師(もう既に引退されてます)比嘉正宗氏に西表島崎山湾周辺のウミガメ生息地を案内してもらい、潜水調査を行いました。写真は主にアオウミガメが寝ているといわれる岩です。比嘉さんは昔、このカーミーヤーを回って、カメが寝ていると捕っていたそうです。調査ではタイマイの餌となるカイメンの分布調査を行いました。(亀崎)

9月4日 米国サンディエゴにて会議(8月22日-25日)

pasta2.jpg会議を終えた参加者達第11回日本ウミガメ会議の招待後援者 Heppell博士が主催する第2回Pacific-Atrantic Sea Turtle Assessment Meeting(PASTA-II)が、昨年に引き続き8月22日からの3日間、米国カリフォルニア州サンディエゴ市で開かれ、ウミガメ生物学、水産学、海洋学、資源解析学などの専門家に加え、今年はクラゲの専門家も参加しました。アカウミガメとオサガメの産卵回数を北太平洋と北大西洋で数十年のスケールで比較すると、どちらの種も太平洋では減少傾向にあり、逆に大西洋では増加傾向にあります。これが太平洋に特有の海洋気候変動の影響を受けているという可能性を視野に入れながら、漁業による混獲や産卵地環境の変化、肉や卵のなどウミガメの減少に及ぼす様々な要因の影響について、太平洋と大西洋の違いをその相対的な評価を下していくために必要な方策を議論しました。(松沢)

8月31日 メキシコ出張報告(8月12-22日)

mk2.jpgmk4.jpgmk5.jpgmk6.jpg
8月12-22日にメキシコ南バハカリフォルニア州でグループトルトガスとプロペニンスラという団体が主催するウミガメ調査に参加してきました。この2つの団体は日本のアカウミガメの成長の場であるメキシコの太平洋側でウミガメの保護、研究活動をおこなっています。一昨年より、このチームに協議会から研究員を派遣していますが、今年は私(亀田)が参加しました。ロペスマテオスではアカウミガメの調査に参加しました。船で沖合いにでて、浮いているアカウミガメを見つけ、飛び込んで捕まえます。一方、エステロ エル コヨテとラグナ サン イグナシオでは、刺し網による捕獲調査を行いました。サン イグナシオは冬季にコククジラが見られることで有名です。ここは大きな湾になっていてアマモ類が繁茂しておりアオウミガメ(クロウミガメ) が生息しています。もちろん捕獲した個体は、様々な計測を行ったあと、標識を装着し放流します。調査の最終日には、グループトルトガスの会議に参加しました。メキシコでウミガメの保護と研究をおこなっている人々が集まって成果を発表しあいました。発表者は研究者だけでなく、地元漁師やアマチュアの人も多く50人ほどが参加しました。私も日本のアカウミガメの現状などを発表しました。(黒島研究所 亀田)

8月16日 ベトナムのNui Chua国立公園ウォン・ハンさんより

betonamutyousa.jpgbetonamuao.jpgこの2-3月にかけて当会で研修にきていたベトナムのNui Chua国立公園のウォン・ハンさんから連絡がきました。公園内の海岸では今年はアオウミガメの産卵が2回あったそうです。ベトナムにおけるアオウミガメの産卵の減少は日本よりも深刻です。何とか絶滅を食い止めるようにしたいものです。
(写真はウォン・ハンさんが送って下さったものです。)

7月19日 衛星追跡(鹿児島県野間池)

a_nomaike.jpgこの図は鹿児島県野間池の定置網でとれたオスのアカウミガメの回遊図です。この個体は甲長100cmですから、オスとしては最大級の個体です。放流したのは5/20なのですが、その頃はもう交尾のシーズンも終わりらしく、今は餌場と思われる遼東半島付近まで泳いでいっているようです。なお、この研究は鹿児島大学大学院生武内有加さんとアメリカ国立海洋大気宇宙局(NOAA)との共同研究です。(亀崎)

7月19日 衛星追跡(高知県室戸)

a_muroto.jpg今年の4/27、高知県室戸から発信機をつけて放流したアカウミガメの雄の回遊軌跡です。アカウミガメが交尾する海域を特定したいのですが、どうやら北のほうに泳いでいってしまったようです。甲長81cmだったので十分成熟していると思うのですが、繁殖活動は行なわなかったようです。なお、この研究はアメリカ国立海洋大気宇宙局(NOAA)との共同研究です。(亀崎)

7月18日 セミナーとおいでん祭

「第6回、山川里海22セミナー豊橋場所」&
「第2回、表浜おいでん祭」のお知らせ

2006年7月29日(土)・30日(日)愛知県豊橋市細谷町で、
伊勢・三河湾流域ネットワークとNPO法人表浜ネットワークが共催するイベントが行われます。表浜海岸のアカウミガメ調査体験、地曳き網体験など、様々なことを行います。29日には当会の研究員・松沢がセミナーを行いますので、お近くにお住まいの方や、興味がおありの方は、是非、ご参加下さい。
申し込み方法や詳細は下記のHPよりご覧頂けます。
http://www.isemikawa.net/contents_b/archives/2006_7_29_158.html

7月15-17日 相良自然環境塾

sagara2006.jpg勝間田川で大量に捕れたアカミミガメと子供 7月15-17日、カメハメハ王国と当協議会が主催する相良自然環境塾が、静岡県牧之原市で開催されました。今年のテーマは「N」、もちろん窒素のことです。当会会員でもあるカメネットワークジャパンの小菅丈治氏と大阪市立自然史博物館の花崎勝司氏を講師として迎え、勝間田川での生物調査ではアカミミガメがカメ全体の7割に相当する29個体も捕獲され、外来種問題の深刻さを体感しました。フィールドの調査・観察結果からNを含む有機物とそうでないものを区別する訓練を行いました。生ゴミなどの有機物に含まれているNは、うまく自然にもどれば、魚やカメや作物になる話を二泊三日で徹底的にやりました。(亀崎・仲村・中本)

7月15・17日 IUCNイルカコンサート

iruka2006.jpg大阪NHKホールにて  7月15日に河口湖ステラシアター、17日に大阪NHKホールにてIUCNイルカコンサート「イルカ with Friends」が行われました。このコンサートはレッドデータブックを作成しているIUCNが企画したコンサートで、IUCNの親善大使であるイルカさんのコンサートを通じて、多くの方に動物のことを少しでも考えてもらおうというものです。当会もブースを出店し、ウミガメの紹介や調査協力のお願いを行いました。今回、多くの方に当会の活動にご理解頂き募金していただきました。ご支援いただきました方々に、この場をお借りして心よりお礼申し上げます。(水野・土谷・谷本)

7月9日 西表より、子ガメの脱出情報

iriomotedassyutu.jpg写真は葉の中の子ガメ協力研究員で大阪市立大学大学院の鈴木祥平さんより、子ガメの脱出情報です。6月30日午後7時30分頃に西表島ミミキリの浜を歩いていたら、子ガメ1個体が海に向かって駆けている姿を発見しました。浜に残った子ガメの足跡から察するに、この個体が一番最初に脱出した子ガメのようです。しばらく待っていたら、午後8時頃にグンバイヒルガオ群落からカサカサと音が聞こえ始めたので覗いてみると、子ガメがグンバイヒルガオに囲まれた砂中から集団で脱出している最中でした。その後8時30分までのおよそ30分間の間に、目算で41個体の子ガメが海にかえって行きました。それから9時頃まで待っていたのですが、何も見えないし聞こえなくなったので、観察を終了しました。

7月7日 タイマイの産卵

hamaomoto.jpg産卵したハマオモト群落帯こんな植生帯の中にごそごそ入っていって産卵するのがタイマイの産卵の特徴です。taimaitamago.jpg卵:タイマイのものと思われる卵7月2日、黒島研究所のある黒島西の浜で、ウミガメが産卵しました。去年、黒島での産卵は確認されなかったので2年ぶりの上陸・産卵です。2日がかりの捜索の末、4日の早朝に産卵巣を発見しました。植生の奥深くに産んでいる点、卵径が35ミリ前後という点からタイマイの可能性が高いと思われます。私も12年前に座間味島で宮平秀幸おじーと何度もアダン林の奥深くにもぐってアオやタイマイの産卵巣を掘り当てた経験がなければ発見出来なかったことでしょう。久しぶりに植生の奥深くの産卵跡で12年前の驚きと上陸跡だらけの座間味島の浜を思い出しました。宮平おじー、お元気ですか? (黒島研究所 若月)

6月28日 募金箱設置のお願い。

bokinbako01.jpgbokinbako02.jpg左の写真は、海岸に漂着する<浮き>に穴を開け、ウミガメの絵を描き、募金箱へ再利用したものです。事務局では、左記の募金箱を置いてくださるお店を募集しています。ウミガメのためにこの募金箱を置いてくださる心優しい方がいらっしゃいましたら、事務局までご連絡下さい。
連絡先
Mail:info@umigame.org
tel:072-864-0335
この募金で集まった浄財は、ウミガメの研究や保護のために使われます。
どうぞよろしくお願いいたします。

6月26日 寄付を頂きました。

先日、埼玉県 栄東高等学校 本田聡先生が指導するテニス部と2年7組の皆さんが、文化祭で環境教育をテーマに募金をしたものを当会に寄付してくださいました。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

6月20日 帰海出来なくなったアカウミガメを地元住民が救出

kyuusyutu1.jpgkyuusyutu2.jpg6月16日の早朝、高知県室戸市室戸岬町清水の浜で仰向けになってもがいているアカウミガメを散歩に来ていた山下末男さん(69)が見つけました。山下さんから連絡を受けた日本ウミガメ協議会の室戸調査基地駐在員山崎・日下部・石原が駆けつけ、地元住民と共にウミガメを救出しました。このアカウミガメは近くにあった足跡から産卵のために上陸し、その際約1mの段差から転落、ひっくり返ってしまったようです。残念ながら産卵をする前に転落してしまい、救出された後はそそくさと海に戻って行きました。また、このウミガメは今年5月21日に同町にある大敷網に迷入し、大敷網の漁師と同協議会同基地駐在員とによって救出、放流された個体でした。一ヶ月もの間室戸沖に滞在し室戸を産卵場所と決めたウミガメが無事に海に帰っていく姿に関係者一同胸を撫で下ろしました。昨夜は産卵することは出来なかったので、どこかで無事に産卵してくれることを祈っています。(石原)

6月20日 ウミガメ研究ゼミ

060619zemi.jpg6月19日に事務局でウミガメ研究のゼミを行いました。事務局で面倒を見ている大学院生や共同研究者、三重大学のウミガメサークル「かめっぷり」のメンバーらが発表、参加しました。北は北海道から南は沖縄まで約40人が参加し、17名が繁殖に関わること、行動に関すること、定置網に入るウミガメのこと、目のこと、遺伝子のことや頭骨のことなどを発表するめまぐるしくも充実した一日となりました。ゼミの後はいつものように近くの庶民的居酒屋に場所を移し、深夜までカメ屋同士の親睦が深められました。(石原)

6月6日須磨海岸ビーチクリーンイベントのお知らせ

6月10日(土)、須磨海岸でHHビーチクリーンイベント開催。
ヘリーハンセンでは、水辺の環境保全活動を支援するH2Oプロジェクトの一環として、関西地区では初となるビーチクリーンイベントを開催します。
当会も協力していますので興味を持たれた方は是非参加して下さい。
詳細は<http://www.goldwin.co.jp/hellyhansen/news/>

6月6日 蛍光灯用スリーブ(赤)を販売致します。

rainbow1.jpg明かりによるウミガメへの影響を少なくするため、蛍光灯をウミガメに優しい色へ変えるカラースリーブを販売いたします。被せるだけでカンタンに取り付け可能。両端キャップ付です。
波長測定、実験済み
規格などはこちらです。

5月30日 大里松原海岸測量実習

sokuryouoosato.jpg5月28日、日本ウミガメ協議会新人の砂浜の測量実習を、徳島県大里松原海岸で行いました。測器具を持っていないとき、砂の堆積状況を記録するために、浜の断面を簡易測量で求める実習です。大里松原海岸も浸食が激しく、卵の流出が相次いでいる海岸です。

5月30日 徳島県アカウミガメ上陸・産卵調査講習会

tokusima01.jpg写真は近藤康男会長5月27日、徳島県のウミガメ調査ボランティアが集まり、今年の調査の打ち合わせをしました。この調査は1999年徳島県の自然共生室が音頭をとって始まりました。今年からは、渚とウミガメ研究会徳島(近藤康男会長)というNPOが発足し請け負うことになりました。
「みすみす流出することが分かっている卵をどうするか?」など、かなり奥の深い議論がなされたことも、歴史を感じさせてくれました。(亀崎)

5月18日 相良自然環境塾のご案内

sagara2005.jpg写真は昨年度のものです。静岡県カメハメハ王国は日本ウミガメ協議会と共催で相良自然環境塾(7/15-17)を実施します。この塾はカメハメハ王国が主催し、日本ウミガメ協議会が協力して毎年行われており、亀崎が参加するのは確か5回目です。とにかく、自然に出て題材をつかみ、徹底的に解析をさせ、レポートをかかせます。遊ぶ時間はまったくなく、夜も昼も3日間研究する子供の姿は驚きでもあります。これまでも、「クラゲは海水の濃度によって傘を動かす回数が違う」などの興味深い研究が行われています。今年は勝間田川を対象に研究を行います。詳細はhttp://www2.wbs.ne.jp/~kamechan/index3.html をご覧ください。 (亀崎)

5月9日 アオウミガメの交尾

koubi.jpgスノーケリングの愛好家大阪府池田市の近藤博房さんよりアオウミガメの交尾の写真を送っていただきました。2006年3月30日午後、座間味島のリーフエッジ沖数十メートル、水深8mのポイントで遭遇されたそうです。このカメ、座間味島で産卵するのでしょうか。沖縄ではアオウミガメの産卵はアカウミガメよりやや遅れて始まります。ウミガメ屋にとっては、忙しい夏への突入です。(亀崎)

5月2日 アナダコの赤ちゃん

kodako.jpg黒島研究所の水槽で飼育していたアナダコが産卵し、子供が孵りました。水槽がアナダコの赤ちゃんで一杯です。写真は赤ちゃんの拡大写真です。(黒島研究所 亀田)

4月24日 アカウミガメの産卵が始まりました。

sanran.jpgアカウミガメの産卵。今年の産卵の写真ではありません。北太平洋では日本でのみ繁殖するアカウミガメの産卵が始まりました。まず、沖縄島南部の新原(ミーバル)海岸で4月1日に産卵が行われたのが会員の小林茂夫さんより報告されました。また、4月16日には屋久島大川の浜に、4月21日には同じくいなか浜に産卵したことが理事の大牟田一美さんによって確認されました。さらに4月22から23日にかけて、沖縄県国頭村の与那の海岸でも産卵したとの報告が会員の嘉陽宗幸さんから連絡がありました。まもなく九州・四国や本州でも産卵が始まります。

4月10日 国際ウミガメ会議

第26回国際ウミガメ会議に参加した亀崎、松沢、石原がギリシャより帰国しました。亀崎はアカウミガメの産卵前回遊、松沢はアカウミガメの卵数と卵径の関係、石原は生殖器の相対成長に関して発表してきました。なぜギリシャで、と思われる方もおみえでしょうが、ギリシャの島嶼部ではアカウミガメが産卵するのです。

4月1日 事務局のメンバー

事務局のメンバーが替わりました。これまで事務・総務を担当していた朽見が退職しました。また、4人の新人が加わります。事務局の新しいメンバー構成は以下の通りです。亀崎直樹(会長)、松沢慶将(主任研究員)、島達也(研究担当)、水野康次郎(研究担当・筑波大学へ留学中)、上薗真吾、仲村貴生、井嶋千絵、中本真理子(以上、新人)、石原孝(東大院生)、谷口真理(研究生)です。黒島研究所の若月元樹、亀田和成、室戸基地の山崎千亜希には代わりありません。新人が多く事務作業等で皆様にご迷惑をおかけすると思いますが、よろしくお願いいたします。

3月21日 美しい浜がまた一つ消えようとしています。(鹿児島県肝付市)

image11.jpg鹿児島県大隈半島を回ってきました。写真は肝付市岸良の砂浜です。周辺の海岸段丘は花崗岩からなり、砂は淡褐色で、屋久島の田舎浜と似た美しい浜です。ウミガメの産卵は行われてますが、詳細なことはわかってません。悲しいことに、浜の南側に離岸堤が設置されようとしています。多分、南側の住宅の前につくった階段式傾斜護岸を波が駆け上がるようになり、波を防いで住宅を守る必要が生じたのでしょう。今後、離岸堤の設置を機に砂のバランスが崩れ、北側から南の方に砂が移動することでしょう。将来、それをみた行政は、砂が減った北側に離岸堤を延長し、砂の流出を防ごうとし、美しかった砂浜はなくなります。いつまで、同じことを、繰り返すのでしょうか?(亀崎)

3月7日 ベトナムの研修生ハンさん室戸での研修始まる。

image6.jpgベトナムの研修生のハンさんは、ウミガメ調査の実習のため、高知県の室戸基地に滞在しています。随分、ウミガメの混獲にも立会い、計測や標識装着の経験もつんでいます。事務局でのデスクワークよりも室戸の実習のほうが向いているらしく、マンボウの調査方法も積極的に学んでいます。体は小さいのですが、すごいパワーです。写真はアオウミガメの計測を行う石原(左)とハンさん。(石原)

3月5日 ヤマトシビレエイ、須磨水族園へ。

ヤマトシビレエイは須磨水族園で飼育されることになりました。

3月2日 珍魚、ヤマトシビレエイが獲れる。

image3.jpg室戸調査基地の定置網には時々珍しい生き物が入ります。3月2日には見たことないエイが入りました。図鑑で調べたらヤマトシビレエイ Torpede tokionisでした。何でも、頭部に発電器官があり、放電して、麻痺した小魚を食べるのだとか・・。感電しないように飼育してみます。どこか飼ってくれる水族館ないでしょうか?(山崎)

2月27-28日 発表会

日本ウミガメ協議会は多くの研究者・学生・大学院生と共同研究を行っています。2月26-27日はその発表会がありました。全部で13題の発表がありました。内容はアルゴスデータの解析、DNA、精子、ピテロジェニンというタンパク質、アカウミガメの行動、網膜、産卵回数の変動、子ガメ脱出のインターネット中継、TSD、三重県の情報、鹿児島野間池の混獲、砂表に水をまいて脱出率を上げる試み、オオサンショウウオの人工産卵巣といったものでした。日頃の日常業務に追われがちですが、真摯に研究する態度も忘れてはならない大切なことだと確認した二日間でした。(亀崎)

2月7日 ベトナムより研修にきたハンさんです。

image5.jpg2/7にベトナムから当会に研修生が来ました。ベトナム中部のNui Chua National Parkで勤務されているLe Thi Quynh Hanさん(女性)です。今回は公益信託地球環境日本基金の助成で日本にきていただきました。ベトナムの沿岸には屋久島や宮古島で産卵したアカウミガメが泳いでいっていることが、標識調査で明らかになってます。日本ではアジアのウミガメに関する資料を収集し、混獲個体の調査を体験していただくことになっています。将来、ベトナム沖のウミガメ調査が一緒にできればと思っています。(亀崎)

2月4日 東京海洋大学カメゼミに参加

image4.jpg東京海洋大学にウミガメ研究会があり、毎年1回セミナーを開いています。それに参加してきました。セミナーの風景は、どこでも同じようなものなので、今回はその時もらったパンの写真です。カメの甲羅の中にはサンドイッチが・・。家にもって帰って、大切に食べました。(亀崎)

2月7日 室戸基地からちょっと痛々しい報告

image.jpg日本ウミガメ協議会高知県室戸では定置網に入るウミガメの調査を行っています。1月19日には甲長87cmのアカウミガメの雄が獲れましたので、治療を行ってました。ところが、残念なことに死んでしまいました。原因不明です。解剖をおこなったところ、食道が左の写真のような状況でした。このトゲトゲしてるのはウミガメの食道の内壁です。刺さっているのは釣り針。かなりたっているようでした。これが死因かどうかはわかりませんが、かわいそうで心が痛みました。(石原)

2月1日 短期アルバイトの募集

2ー3月、大阪事務局でアルバイトをしていただける方を募集しています。業務内容は研究の補助です。資格は大学卒業以上で出来れば修士以上の学位をお持ちで生物の研究経験のある方を希望します。締め切りは2月7日です。応募される方は、履歴書(写真つき)とおやりになった研究の要旨400字以内を事務局にメールでお送りください。性別、年齢は不問です。

1月29日 第3回表浜シンポジウムで講演

image1.jpg写真は会場の風景1月29日豊橋桜ヶ丘高校で亀崎が理事を務める表浜ネットワーク主催の第3回表浜シンポジウムが開催され、表浜とウミガメという演目で講演しました。豊橋市の海岸は侵食が激しく、昨年は昔設置した防波ブロックが浮き出てきて、産卵や子ガメの帰海に影響がでました。また、卵の約3分の2が流失したとのことです。これからの対応方法を検討する必要が有ります。(亀崎)

1月20日 岩本太志氏修士論文の内容を紹介

image2.jpg研究の概要を発表する岩本氏1月20日、会長亀崎(東大大学院農学生命科学研究科客員助教授)の指導の下で修士課程の研究を行っていた岩本太志氏が、協議会でその成果の概要を報告しました。テーマは「高知県室戸岬沿岸に来遊するアカウミガメの個体群構造とその出現特性」というもので、南日本の沖合いにはアカウミガメの未成熟個体が多く生息していることを初めて明らかにした研究です。2年間、室戸でのフィールドワークご苦労様でした。25日の本番の発表会、がんばってください。